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夢ばかり見てきた
声優。作家。
斜め上方に夢や目標があって、そちらを目指してばかりで、
足元が覚束なかった。
磨くことは傷をつけることでもあり、
研磨傷に呻きながら、
わたしはひとりだった。
東京で月6万の仕送りで暮らしていた。
東京で月6万では、暮らして行けないのだけど、
それを両親に相談することをしなかったくらい、
わたしはお金の管理のような実際的なことは苦手だと云うのを言い訳にして、
具体的な対策はしなかった。
あの日々、
わたしは囲いのない屋上を素足で歩いているようなものだった。
それでも、足元を見ていなかった。
だから、足元に何もないことに気付けなかった。
それで大怪我を負った。
それが、5年前の自殺未遂だ。
あの頃、わたしはひとりぼっちだった。
助けが欲しいと胸を?き毟りたくなるくらい、苦しかった。
そうして、一度わたしの翼は折れた。
でも、今、わたしはもう一度、空を目指そうとしている。
翼を繕おうとしている。
決めていることがある。
自分のこれからをきちんと自分でやって行こうと云うことだ。
足元をきちんと見つめて、人生を耕そうと云うことだ。
そのためには、健康の管理もお金の管理もきちんと自分でできるようにならなければいけないし、なりたい。
そして、何よりも大切なこと。
もうひとりぼっちにならない。
今、相談できる人がいる。
そのありがたみを忘れない。
その上で、時間が多少かかっても良いから、自分で選んできちんと料理したものをきちんと食べて、
人生を着実に愉しみながら、歩いて行きたい。
2012.07.16.

自立生活センターの事務所で、父親、ミカちゃん(弟)、わたし、Gさん(自立生活センターの人)と云うメンバーでカンファをした。
そのために、用意した文章。